ウチの父親は、何をしたら俺がガッカリするかをとても良く知っていた。その上でファミコンを壊したり教科書を破いたり、楽しみにしている友だちとのイベントに行くな家で勉強してろと言ったり、そういう意味では人の気持ちが理解できる人だった。ガッカリ系の思い出はたくさんあってそれに比べると、夕食を投げつけられるとか、勉強が足りないと言って夜中の3時にたたき起こされるとかは別に大した話ではなかった。俺はガッカリするのが嫌だったので何ごとも期待しないよう努めていたし、お願い事などはむしろ思うツボなので絶対にしなかった。昨日の夢に初めて父親が出てきて何を言ったかは忘れたけどやっぱり俺をガッカリさせるようなことを言っていて、まぁそうだよな、別に生き返っても何も伝えたいことは無いし、または俺が死んで天国か地獄かでもし会ったとしても、特に話したいことも無いなと思うなどした。