20歳ぐらいの頃にこのCDを何度も聴いてたなぁ、当時住んでたところから15分くらい歩いたところにレンタルCD屋があって、そこには震災でケースが割れて商品にならなくなったたくさんのCDが100円とかで売ってて、その中から何となくこれを手に取って買ったところ、なんか良いなと思った。このCDはT-SQUAREのサックスがメンバー変更になった時のライブ音源で、伊東たけしと本田雅人が両方演奏している。俺は最近の伊東たけしはペンタトニックスケールばかり吹いてメチャ安いっぽいので聴いてられないのだけど、この頃は信じられないくらい上手い。当時はどっちが誰なんて気にしなかったけど、いま改めて聴くと「ここは本田雅人っぽくない・・・アルトサックスだし・・・??っつーことは伊東たけしなのコレが??」と本当に驚く。あとこのCDの曲はどれも長め(短くて7分~長いと20分の曲もある)で、それを何度も聴いているうちに長めの音楽を聴く体力が少し付いたと思う。これくらいの長い曲もあるんだなって感じで。ジャズやフュージョンの聴き方の基礎の基礎、ずーっと同じコード進行を何度も繰り返して、そのルールの上でアドリブをやり、また本筋に戻ってくるんだというのを、このCDで何となく学んだ。このLickin’ Itという曲も非常に地味なコード進行だけど、サックス交代ライブという文脈もあってか、ふたりのソロを延々と聴かせる構成なんだなと理解した。当時聴いても今聴いてもなかなかに思うところが多い一枚。